お知らせ

【対馬島外で生存している対州馬について情報提供のご協力をお願いします】(2024/9/22まで)

皆さま、こんにちは。季節が移り変わり、秋の気配を感じるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、皆さまにお願いがあり、この記事を書かせていただいております。島外で飼育されている対州馬と思われる馬についての情報提供をお願いしたく思っております。

対州馬の頭数の推移について

1904年(明治37年)当時、対馬には4,444頭の馬がいたという記録が残っています(対州馬以外の品種も含む)。しかし、その後のモータリゼーションによる自動車の普及や、農業の機械化によって馬の経済的価値が失われ、さらに生産農家の高齢化などの影響も相まって、対州馬の頭数は大幅に減少してしまいました。2005年にはわずか25頭まで減り、現在は島内に44頭、島外に10頭、合計54頭が確認されております(対州馬展図録より引用)。

遺伝的多様性の重要性

このように、頭数が少ない集団では、どうしても血縁関係のある個体同士の交配を避けられない場合があります。これが長期間続くと、遺伝的多様性が低下し、対州馬の生存や繁栄に悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。

一方で、対州馬の激減期に全てが失われたわけではなく、島外への売却記録が残っていることがわかっています。そこで、もし過去に島外に出た対州馬やその子孫が現存していれば、その情報を対州馬の保存活動に役立てることができるのではないかと考えております。

今回情報を募集する対州馬について

情報提供のお願い(2024/9/22まで)

https://docs.google.com/forms/d/14H81GuZcshTQYHEyMgswab2ervylDRbrecOOi1Wb8Dw

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