皆さま、こんにちは。季節が移り変わり、秋の気配を感じるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、皆さまにお願いがあり、この記事を書かせていただいております。島外で飼育されている対州馬と思われる馬についての情報提供をお願いしたく思っております。
1904年(明治37年)当時、対馬には4,444頭の馬がいたという記録が残っています(対州馬以外の品種も含む)。しかし、その後のモータリゼーションによる自動車の普及や、農業の機械化によって馬の経済的価値が失われ、さらに生産農家の高齢化などの影響も相まって、対州馬の頭数は大幅に減少してしまいました。2005年にはわずか25頭まで減り、現在は島内に44頭、島外に10頭、合計54頭が確認されております(対州馬展図録より引用)。
このように、頭数が少ない集団では、どうしても血縁関係のある個体同士の交配を避けられない場合があります。これが長期間続くと、遺伝的多様性が低下し、対州馬の生存や繁栄に悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。
一方で、対州馬の激減期に全てが失われたわけではなく、島外への売却記録が残っていることがわかっています。そこで、もし過去に島外に出た対州馬やその子孫が現存していれば、その情報を対州馬の保存活動に役立てることができるのではないかと考えております。
個人や施設で所有されており、血統登録を行っていないが、過去に対馬からやってきた馬、もしくはその子孫であるとおもわれる九州で飼育されている馬(動物園およびWARANAYA FARM&CAFE様をのぞく)。
飼育施設の方、飼育者様がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけないでしょうか。また、ご本人様でなくても、情報提供のみでも参考になります。どうぞご協力をお願い申し上げます。
情報提供は以下のGoogleフォームからお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/14H81GuZcshTQYHEyMgswab2ervylDRbrecOOi1Wb8Dw